見ごろの花 夏

特集コンテンツ 季節の花を見に行こう!

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スイレン カキツバタ ハナショウブ ユリ アジサイ オニバス ハス

スイレン

見ごろ:5月下旬~7月中旬

スイレンは、水草の仲間の浮葉を持つグループの総称です。
水位が安定している池などに生育し、地下茎から長い茎を伸ばし、水面に葉や花を浮かべています。葉は深い切れ込みのある円形で、花は水面上に直径10cmくらいの花を咲かせ、夏の涼感を演出してくれます。
日本原産のスイレンの仲間に「ヒツジグサ(未草)」があり、その名は、未の刻(午後2時頃)花を咲かせることから名前が付いたとされています。実際は、明るくなると花が開き、暗くなると閉じます。

スイレンを見るなら特にオススメ!

善福寺公園

善福寺池を中心にした公園。池の水は、かつては神田上水の補助水源として利用されたほど澄んでおり、湧水量も多く、武蔵野三大湧水池の一つとして知られていました。
ボート場がある上の池は約100株のスイレンがあり、6月から8月にかけて白い花が咲き、ボートに乗りほっこりとしながら花を鑑賞することができます。下の池は善福寺川寄りにピンク系のスイレンがあり、緑一色の中に彩りを添えます。

石神井公園

石神井公園は、三宝寺池とそこからの流れを堰き止めてつくった石神井池を中心とする武蔵野の面影を宿す公園です。三宝寺池周辺は徳川幕府三代将軍家光が鷹狩りに訪れるなど、江戸時代から名勝地として知られ、『江戸名所図会』にも登場しています。スイレンは三宝寺池の一部を覆うように広がり、この池の浮島の沼沢植物群落は国の天然記念物に指定されています。

カキツバタ

見ごろ:5月~6月

カキツバタは水湿地を好み、10cm程度の比較的大きな白色か濃紫色の花を咲かせます。花びらの真ん中に白色のすじが入るのが特徴です。
この花の汁を布にこすりつけて染めたことから、書き付け花といい、それがなまってカキツバタになったとされています。
平安の昔から歌に詠まれ、屏風絵にも描かれるだけあり、花色や花姿の完成度が高く美しい花。

カキツバタが見られる公園・庭園

カキツバタを見るなら特にオススメ!

浮間公園

浮間公園の特長は、中央に4haもある浮間ヶ池です。ここは、かつて荒川の本流でしたが、昭和初期の築堤大改修により残った部分が浮間ヶ池の原形になりました。池畔には公園のシンボルとして設置された風車が池に映えます。

ハナショウブ

見ごろ:6月上旬~下旬

ハナショウブは、江戸時代に野生種であるノハナショウブを改良して作られた園芸品種です。花びらの真ん中に黄色のすじが入ります。花の色は、白、ピンク、紫、青、黄など多数あり、絞りや覆輪などとの組み合わせを含めると5,000種類あるといわれ、大きく分けて「江戸系」「肥後系」「伊勢系」、「長井古種」などの品種群があり、また明治時代に日本から観賞用に輸出され品種改良された「欧米系」という品種も存在します。

アヤメ、カキツバタ、ハナショウブの見分け方

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小石川後楽園

この名庭は寛永6年(1629)から水戸徳川家の上屋敷として造成され、二代藩主光圀の代に完成。大泉水を中心に中国の景勝を配しています。引き入れられた神田上水跡が今も小川として残り、池畔の園路を左へ進んでいくと景色が一変し、田園風景が拡がります。都内では珍しい光圀公ゆかりの稲田があり、約70品種660株のハナショウブはその横にある菖蒲田に咲きます。

清澄庭園

清澄庭園は江戸時代の下屋敷跡を、三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎が回遊式林泉庭園として作庭しました。庭園の西側には、かつてのこの庭の続きだった部分が開放公園として広がっています。菖蒲田は園内奥の自由広場と呼ばれる場所にあり、緑陰を背景に約350 株のハナショウブが彩ります。規模は大きくありませんが、それだけに風情の楽しめる花風景です。

向島百花園

向島百花園ではいくつかの品種が池に沿った菖蒲田に植えられています。

水元公園

都内で唯一水郷景観の広がる公園です。小合溜は享保年間(1716~35)に、徳川幕府八代将軍吉宗が江戸を洪水から守り、灌漑用水を確保するために行った治水事業でつくられたもの。池畔の菖蒲田には約100 品種20万本のハナショウブが咲き競い、都内最大規模の見事な風景を見せてくれます。

ユリ

見ごろ:5月~6月

日本には、12種の野生種があり、山岳地帯を含む森林や草原に自生しています。代表的な種に、ヤマユリ、オニユリ、カノコユリ、ササユリ、テッポウユリ、オトメユリなどがあります。
一般的に栽培されているのは園芸品種で、その数は膨大です。

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小宮公園

たくさんの白いウバユリが、「かわせみの小道」沿いに咲きます。かなり見応えがあります。

アジサイ

見ごろ:6月~8月

雨と日陰を好むアジサイは、気分が沈みがちな梅雨時期をしっとりと彩る風物詩として広く親しまれ、古来より日本人に愛されてきました。種類によって開花時期が異なり、ガクウツギの5月上旬からタマアジサイの8月まで長い期間楽しむことができます。用土の酸性度によって花の色が変わることから、「移り気」「浮気」といった花言葉も生まれました。江戸時代末期に長崎出島にやってきたオランダ人シーボルトも日本のアジサイに魅了され、多くの標本を国へ持ち帰りました。

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六義園

ツツジ・サツキに続いて、梅雨時に約15品種1,000株のアジサイが見ごろを迎えます。庭内のそこかしこにやわらかに咲くアジサイの花は、和歌に見立てた繊細な景色にしっくりと調和し格別に美しく見えます。

向島百花園

ガクアジサイやアジサイのほかに、アマチャやコアジサイ、タマアジサイなどの野生種、八重咲きのガクアジサイとして知られた「スミダノハナビ(墨田花火)」、ヤマアジサイの紅花品種の「クレナイ(紅)」、幻の八重咲きヤマアジサイとして有名な「シチダンカ(七段花)」など約15種・品種が植えられています。

石神井公園

園内全体に200~300株のアジサイがあり、三宝寺池付近では、珍しいタマアジサイも咲きます。

篠崎公園

篠崎公園A地区に、2009年よりアジサイを植栽し、2010年には更にガクアジサイ、カシワバアジサイ、ヤマアジサイなど多品種のアジサイを植え養生中です。

オニバス

見ごろ:7月

オニバスは、植物全体に大きなトゲが生えており、これを鬼に例えて「鬼」の名が付けられています。4cm程の紫色の神秘的な花が咲きます。
日本では、環境の悪化や埋め立てなど環境の変化により、全国的に自生地の消滅が相次ぎ絶滅が危惧されており、環境庁のレッドリストでは絶滅危惧II類に指定されています。

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水元公園

都内では唯一の自生地で、旧水産試験場跡地の池にオニバス自生地があり、貴重なオニバスが観賞できます。水元公園のオニバスは1984年に東京都の天然記念物に指定されています。

ハス

見ごろ:7月中旬~8月中旬

古い時代に中国から渡来したと考えられている多年草です。化石や種子が古い地層から発見されているので、日本に自生していたとも言われています。
ハスの名前は、果実が蜂の巣に似ていることから付けられ、奈良時代にはハチス、平安時代にハスと呼ばれるようになりました。
直径10~20cmくらい淡紅色・白色・紅色の花が咲き、花床は花のあと大きくなり、蜂の巣状になります。種子も食べることができます。秋になると地下茎の先端部が大きくなり、レンコンとして食用にされます。

ハスが見られる公園・庭園

ハスを見るなら特にオススメ!

水元公園

水元公園に沿って広がる小合溜の東側には、かつての水産試験場養魚場跡の池が連なり、ここは都内でも屈指のハス(和蓮)の名所となっています。ハス池は数ヵ所あり、葉の上にたくさんの淡紅色の花をかざして見ごたえがあります。

小石川後楽園

大泉水の脇に中国の名山にちなんで名付けられた小廬山があり、そのふもとに蓮池が拡がります。ハナショウブの季節が終わりに近づく頃から8月いっぱいまで薄桃色の大輪のハスの花が見られます。

神代植物公園

神代植物公園では、芝生広場北側のハス園に約35品種ほどが植えられている他、水生植物園でも観賞することができます。