特集コンテンツ 都立公園の歴史と自然シリーズ 第5話 [世界遺産]小笠原へ行こう!

小笠原は世界自然遺産に登録されました!

世界自然遺産とは、その場所のもつ自然環境の貴重な価値を保護、保存していくことを目的として登録された世界人類全体にとっての共通の遺産です。日本では知床、白神山地、屋久島に続く4件目の登録となりました。ちなみに2011年2月現在、世界全体での自然遺産は180件が登録されています。
これに登録されるためには、「国の違いや現代、将来といった世代を超えて、人類にとって大切な価値をもった、地形や地質、生態系、景観、生物多様性(絶滅のおそれのある動植物の生息・生息地)などを含む地域」でなければなりません。
今回の小笠原の登録では、小笠原はこのうちの「生態系」の視点が評価されました。
小笠原の自然環境は、環境に合わせて進化してきた島独自のたくさんの生きものたちを育んできました。その結果、生息環境の違いによる生きものの生活や、形態の変化を探るためのたくさんの手がかりがそこには顕れています。こうした自然環境と生きものの織り成す生態系の物語に、小笠原の世界自然遺産の価値が認められたのです。

世界自然遺産小笠原ロゴマーク

南島扇池

メグロ

ザトウクジラ ブリーチング

南硫黄島

ウミガメの足跡

ムニンヒメツバキ

ムニンノボタン

タコノキ

このページの先頭へ

世界自然遺産に登録された小笠原の自然の魅力

透明な青い海、迫り上がる岩肌、深い緑に輝く森、どこまでも高い空、琥珀色に沈む夕日、悠然と羽ばたくオオコウモリのシルエット、ここでしか出会えないたくさんの生きものたち・・・。
感嘆と感動を呼び起こすあまたの自然は、4,000万年以上も昔、太平洋の真ん中に火山として生まれ、今まで一度も大陸とつながったことのない島「海洋島」としての長い歴史の中で育まれてきました。
そして今、彼らはこの島の魅力を自然遺産の価値を越えて語りかけてくれます。

  • 島じゅうで見られるボニナイトの岩々が、海の底から現れた地球の陸地の生い立ちを
  • 島の自然環境に合わせて生活や姿を変えてきた生きものたちが、その進化の道のりを
  • 世界的にも数少なく、ここにしかいない多くの生きものたちが、この島の環境のかけがえのなさを

こうしたメッセージに耳を傾けたとき、私たちはきっと、新たな驚きとさらなる感動、今まで気づかなかった魅力に出会うことができるはずです。

※クリックすると拡大します。

このページの先頭へ

小笠原の自然からのメッセージを聞こうとするなら・・・

小笠原諸島の玄関口、父島の「小笠原ビジターセンター」、「都立大神山公園」にぜひお越しください!

小笠原ビジターセンター

自然のみならず、歴史や文化など幅広い小笠原に関する情報を発信しています。ここでは、ガイドウォークやクラフト教室、展示やレクチャーなど様々な体験を通して小笠原について楽しく学べるプログラムを提供しています。
小笠原を初めて訪れる方は、ここを出発点にしてください。
また、リピーターの方にとっても新たな発見に出会える場所です。ぜひお立ち寄りください。

都立大神山公園

大神山と大村海岸という父島の山と海の両方を楽しめる公園です。
園内にはタコノキ、ナガバキブシ、テリハハマボウなど小笠原固有植物の植栽も行われており、ハイキングコースを歩けば、コンパクトに小笠原の自然をミニ体験できます。
大神山の展望台からは二見港から広がる海や、島内の景色が楽しめます。大村海岸沿いを散策するガイドウォークも随時開催しています。

小笠原ビジターセンター、大神山公園で楽しく過ごしていただく中で手に入れたセンスは、小笠原を巡る旅に出るあなたにとって、自然からのメッセージを聞き取る大きな力になることでしょう。
さあ、小笠原へ行こう! 小笠原ビジターセンター、大神山公園へ行こう!

このページの先頭へ